当院歯科では、歯が欠けたり失われたときに「クラウン(被せ物)」「ブリッジ」「義歯(入れ歯)」などの人工物を用いて修復する「補綴(ほてつ)」を専門的に治療を行っており、保険適用の有無に関わらず、充実の設備のもと、術前の診査や説明なども丁寧に行うことで、歯のかみ合わせや仕上がりの美しさまで、幅広いニーズにお応えいたしております。歯を削る量を最小限に、なるべく歯を残すことを目標とし、老若男女問わず一人一人にあわせた治療法を提示しますのでご相談ください。
しっかりとした補綴治療を行うことによって「噛む」「話す」「見た目を整える」等の問題を解決し、健康的な毎日を送り、生活の質(Quality of life, QOL)を維持・向上させることができます。
また、歯の本数が19本以下だと認知機能が低下するという報告や、噛む力がないと姿勢の安定にも影響があるといったことや、高齢者の噛む力の低さや入れ歯を使わないことによって高血圧の危険性が高まります。
お口の機能は全身にも影響を与えるため、補綴治療は健康長寿に大きく貢献する治療といえます。
①妊娠中に歯のケアが必要な理由
【歯周病が悪化しやすい時期であり、早産や低体重児のリスクにつながります】
・歯周病が悪化すると、知覚過敏などの症状が出やすくなり、将来的には歯を失いやすくなります。
・歯周病の悪化によって歯肉が腫れて痛みが出やすくなります(親知らずが残っている人は要注意)。
・歯周病の悪化が子宮に影響を及ぼし、早産・低体重児出産のリスクが高まる可能性があります。
【つわりや食生活の変化による影響】
・つわりで歯磨きが難しくなったり偏食が増えたりすると、虫歯や歯周病が悪化するため、歯科でのサポートが有効です。
②妊娠中の歯科治療の時期
一般的には安定期(16週~)の歯の治療が推奨されています(抜歯も可能)。
その他の時期でも体調や治療内容によっては可能ですが、出産直前になってくると急性症状など緊急性のある場合を除き、基本的には治療は行いません。
定期的なメンテナンスで、健康な口元と出産につなげましょう。
③レントゲンや薬剤は問題ありません
・歯科用のエックス線撮影(レントゲン)は人が1年間に浴びる自然放射線量と比べて微量であり、撮影部位がお腹からも離れていて、更に防護エプロンを着用しますのでから赤ちゃんへの影響は無視できるレベルです。
・歯科で行う麻酔や治療中に使うお薬は赤ちゃんはもちろんお母さんにもほとんど影響はありません。痛みによるストレスを考えれば、安定期であれば麻酔をした方がいいとも言えます。
④プレコンセプションケア
「妊娠する前からお口をケアすることで健康に妊娠しよう」といった考え方をプレコンセプションケアと言います。世界保健機構(WHO)やアメリカ疾病管理予防センター(CDC)でも提唱されています。早い段階からお口の管理をすることで、より安心して出産へとつなげていきましょう。
診療室が個室であるため、赤ちゃんを預けてこなくてもベビーカーに乗せてきていただければ、部屋の脇にベビーカーを停めた状態でお母さんの治療が可能です。
赤ちゃんを預けることができなくて歯科治療を受けることを断念されている方は、虫歯や歯周病が悪化する前に赤ちゃんと共に来院されてはいかがでしょうか。
赤ちゃんのお口の手入れ、歯が生え始めてからの対応なども教えてあげることができます。
小児歯科は、子どもの歯やお口の健康を守るための診療です。子どもの歯は大人の歯よりも虫歯の進行が早いため、早い段階でのケアが重要です。特に生えて間もない歯はやわらかいため虫歯予防処置が効果的です。
【小児歯科で行う主な虫歯予防】
・フッ素塗布:歯の表面を強くする効果があります。
・シーラント:歯の溝の部分は虫歯になりやすいため、樹脂で塞ぐ処置です。
定期的な予防処置が虫歯予防には効果的です。定期検診で健康な歯を育てましょう。
当院歯科では予防歯科に力を入れております。「痛くなってから歯医者に行けばいい」は良くありません。痛みがでるころには手遅れになることもあります。早期発見・早期治療ではなく、さらにその1つ手前でケアをしっかりと行い「虫歯や歯周病にかからないようにする」。これが予防歯科の考え方です。
予防歯科では3~6カ月に1回の定期検診で虫歯や歯周病の有無などをチェックします。また、必要に応じて歯のクリーニングや歯石取りを行います。
保険適用の入れ歯以外にも、より精度が高く安定して噛みやすい「精密義歯」を取り扱っています。
「精密義歯」には「コーヌス義歯」「ミリング義歯」等があります。
「保険の入れ歯」は基本的にレジン(プラスチック樹脂)を主として作られますが、「精密義歯」は要所要所に金属などを用いて精密に作られ、複雑な製作工程を経て作られます。そのため安定性や耐久性など違和感の少ない入れ歯の作成が可能です。
虫歯が大きくなければ銀歯ではなくレジン(プラスチック樹脂)を用いた保険適用の治療をメインに行っています。
虫歯が大きく「クラウン(被せ物)」での治療が必要な場合、お口の中の他の歯の状態(咬み合わせの状態や残っている歯の本数など)によりますが、保険適用内でも「CAD/CAM冠」などの白い歯の治療ができます。
保険適用外の「ジルコニア」「セラミック」等の白い歯は「CAD/CAM冠」よりも割れにくく、精度や見た目、歯の寿命にも優れたものとなります。
「痛くなければ虫歯じゃない」なんてことはなく、痛くなる前から虫歯は進行しています。
痛みが出てからの治療では「歯の神経を残せない」「歯を抜かなくてはいけない」など手遅れになる確率が高まります。
痛みが出る前からの虫歯の治療を行うことが歯を長く残すことにつながります。
「できるだけ歯を削らず治療する」ためにも定期検診を利用して早めの処置につなげていくことをお勧めします。
また、痛くなってからの歯の治療だと1本の歯の治療に何回も通う必要が高まりますが、早期発見・早期治療であれば1本の歯の治療を1回で終えられる確率が高いため、定期検診に来られている患者さんの方が歯医者さんに使う時間や日数などは少なくなるでしょう。
歯を失う1番の理由は虫歯ではなく歯周病です。
日本人の成人の8割が歯周病だと言われていますが、初期のうちは痛みなどの症状がなく、自身が歯周病であると自覚されていない方が多い病気です。
「歯磨き時の出血」「口臭」「知覚過敏」「唾液がネバネバする」「歯茎がムズムズする」も歯周病の悪化から出やすい症状の一つなので、できればこういった症状が出る前に治療していくことをお勧めします。
全身疾患とのかかわりも多く、「糖尿病」「心筋梗塞」「脳梗塞」「誤嚥性肺炎」「早産・低胎児出産」などが一例として挙げられますので歯周病によって全身疾患を悪化させないよう気を付けましょう。
【全診療室「個室」】
・感染対策に有効
・各部屋独立のため、簡易的なオペ室のように使用可能
・周りに聞かれたくない話もしやすい
・プライバシー・個人情報が他の患者さんに漏れにくい
歯科治療は出血を伴う処置も多いため感染管理はとても大事であるし、保険・保険外の処置の話を周囲に聞かれたくない方もいますので、個室であることは様々な利点となります。
【歯科用CT】
・歯や顎の状態を3次元で立体的に表示するレントゲンです。
・通常撮られる2次元のものと比べて詳細な情報が得られ、治療の向上に役立ちます。
【炭酸ガスレーザー】
・歯肉の炎症の早期改善からレーザーメスまで様々な役割を果たします。
【全室口腔外バキューム設置】
・歯や入れ歯など歯科治療ではいろいろ削りますが、その粉塵を吸い取り綺麗な空間作りを補助します。
【拡大鏡(手術用ルーペ)】
・治療部位を拡大して見ることで、より正確な治療へと導きます。
今月・来月の外来受付時間は下記リンクからご覧ください。 ドクタースケジュールを見る
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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14:00 ~ 18:00 | ● | ● | ● | - | ● | ● |
休診日 | 木曜・日曜・祝日 |
※祝祭日のある週の木曜は診療しています。
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